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【超低出生体重児の育児日記】1歳の誕生日

GCU退院~1歳
みの
みの

こんにちは、みのです。

子供が1歳の誕生日を迎えた日、どんな気持ちでしたか?

私たちがママになって1年の記念日でもありますね。

  • 無事に1歳を迎えられた喜び
  • この1年で大変だったこと、つらかったこと

いろんな気持ちがこみ上げてくるのではないでしょうか。

今回は、955gの超低出生体重児で生まれてきた娘のんの1歳の誕生日を振り返りまとめてみました。

超低出生体重児のママになって過ごした1年間。

当時の気持ちを綴っています。

みの
みの

気になる方は、ぜひご覧ください。

ある初夏の日、のんは1歳の誕生日を迎えました。

誕生日当日、夫は仕事を休んでくれました。

私の母も、のんに会いに来てくれました。

のん、夫、母、私の4人で「初めての水族館」に行きました。

初めて見る大きな水槽とキラキラした魚。

のんは目を輝かせながら興味津々に見ていました。

平日だったこともあり、人も少なくゆっくり水族館を満喫できました。

初めての誕生日に素敵な思い出ができました。

誕生日の翌日、夫のご両親も一緒に食事会を開きました。

みんなでレストランでお祝いのご飯を食べました。

みんなが

「1年間、よく頑張ったね」

と、のんが無事に1年を生き抜いてくれたことにほっとしている様子でした。

家族みんなが、のんが生まれてからの1年間、温かく見守っていてくれたことがありがたかったです。

1歳の誕生日を迎えた当日、胸がいっぱいでした。

1年間生きることができたこと。
沢山の心配事はあるけど、少しづつ成長していること。


まずは、無事お誕生日を迎えることができたという喜びの気持ちです。

一方で、次女も一緒にお誕生日を迎えることができなかったということを悲しく思う自分もいました。

生きていたらどんな誕生日をむかえたかな?

と、考えてしまいました。

「目の前にいるのんを見て、精一杯育てよう」

そう決心したけれど、どうにもできない悲しい気持ちが湧き上がってきたのも事実です。

出産してまだ1年。

冷静に振り返るには早すぎました。
まだ、鮮明に1年前のことを覚えているのです。

初めてだっこできた温かかった次女
亡くなった後につないだ、冷たくなった手

次女への思いがどんどんあふれ出してきて、涙がでて、コントロールできなくなりました。

一緒にお誕生日を迎えたかった。

当時はだれにも言えなかったけれど、これが私の正直な気持ちでした。

1年に一度の誕生日。のんがみんなにおめでとうと言ってもらえる1番うれしい日。

母である私が、とびきりの笑顔で
のん、お誕生日おめでとう!」
そう言ってあげたいのに、これから毎年できるだろうか。

うれしくて、悲しい。

こんな気持ちになるなんて、想像していませんでした。

あれから10年が経過し、のんは10歳を超えました。

今はのんのお誕生日を100%の笑顔で迎えることができています。

約1か月前から、

「プレゼントは何にする?パーティーのごちそうはどうする?」

我が家のワクワクするイベントの一つです。

主治医のH先生から言われていた、

H先生
H先生

子供を亡くした悲しみを癒す薬は「時間」だよ

ようやく、そのお薬が効いてきたようです。

もちろん、次女のことも思い出します。
でも、1歳の誕生日の時のような苦しい気持ちではありません。

毎年誕生日ケーキのろうそくの火を消したら、のんが仏前に次女の分のケーキを供えに行きます。

「○○ちゃん、お誕生日おめでとう!私は11歳になったよ!
会いたいな~。
ねえ、ママ。○○ちゃんは赤ちゃんのまま?

あ、でもそうしたら、天国に行った時に私だけおばあちゃんじゃん。
それは嫌だから、同じ年にするわ。」

勝手に次女の年齢を決めている、のん((笑))

ユニークなのんのおかげで、誕生日も楽しく過ごせています。

10年前の私に、

「10年経てば、お誕生日はとっても楽しくなるよ!」

そう伝えたいです。

無事に1歳の誕生日を迎えたママさん、

おめでとうございます!

長い長い、一年でしたね。

お子さんももちろん頑張ったけれど、私たちママも十分頑張りましたよね!

お疲れさまでした。まだまだ育児は続くけれど、周りと比べず、ゆっくり行きましょうね。

まだ1歳を迎えていないママさん。

心配事は尽きないけれど、一日一日をゆっくり焦らずいきましょう。

お子さんもゆっくり育つので、ママもゆっくりで大丈夫!

がんばっている自分にたまにはご褒美を上げてくださいね。

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