みなさん、こんにちは。
妊娠27週目、955gで生まれた超低出生体重児の長女のん。
前回は、母親の胸元にいれたガーゼを保育器に届けた話をしました。

今回は、その次に私たちにできたこと。
保育器カバーの作成について書きたいと思います。
保育器について
早産で生まれてきた未熟な赤ちゃんの状態
現在は未熟児という言葉はあまり使わず、
赤ちゃんの状態によって
低出生体重児や早産児というそうです。
早産で生まれてきた赤ちゃんの多くが、NICUへ運ばれ保育器の中でケアを受けます。
本来なら、まだお母さんの羊水の中で成長、発達していたはずの時期に
生まれてしまった早産児は
体温調節機能が未熟であり、皮下脂肪も少ない状態です。
- 体温調節機能が未熟
- 皮下脂肪が少ない
皮膚から水分が大量に失われて、低体温症や脱水症状を起こし、
それによって
呼吸や全身状態の悪化につながります。
そうならないために、早産児を保護してくれるのが保育器です。
保育器の役割
保育器は赤ちゃんを保護して育てる医療機器です。
体温、温度の調節、酸素の管理、感染防止、赤ちゃんの観察の役割があり、
子宮の代役をしてくれます。
- 体温調節
- 湿度調節
- 酸素の管理
- 感染防止
- 早産児の観察
赤ちゃんの皮膚の温度が36~36.5℃になるように常に温度が保たれています。
湿度も保たれていて、赤ちゃんが生まれた週数によって60~80パーセントの間で調整されているようです。
赤ちゃんにとって快適な環境になるように作られています。
保育器カバー
早産児の赤ちゃんにとって
お母さんの羊水の代わりの役割をしてくれる保育器。
赤ちゃんたちはNICUにある保育器の中で成長します。
NICUには様々な医療機器があり
赤ちゃんたちの命を守るための治療が行われています。
赤ちゃんたちにとって必要な治療ですが
NICUの光や、医療機器のアラーム音、話し声などの音の刺激は
赤ちゃんたちにとってストレスになってしまいます。
保育器カバーを、保育器にかけることで
保育器に届く光を調節し、薄暗い環境を作ることができます。
赤ちゃんにとって静かで
明るすぎない部屋作りをすることができます。
のんにできることがないか。。。
と探している私たちに
助産師さんが保育器カバーを手作りすることを提案してくれました。
残念ながら、裁縫がとても苦手な私。
私の母が
「ばあばが作るわ!」
と役割を買って出てくれました。
仕事が早く、器用な私の母は、一日で保育器カバーを作ってくれました。

NICUに持っていき、のんの保育器にかけました。
ピンク色でとてもかわいく、裏地を黒くしているため、遮光性も高いです。
このカバーが目印になり、NICUでの保育器の場所も見つけやすくなりました。
(このカバーを実際に保育器に掛けている写真が見つけられませんでした😵)
母に感謝です。
この保育器カバーは、のんが
保育器を出るときまで大切につかいました。
今日はここまでです(^^)/
コメント