
こんにちは、みのです。
我が家の娘のんは、出産予定日より約3か月早く生まれた超早産児です。
955gの超低出生体重児。
退院時、医師や看護師さんから

超低出生体重児は免疫力が低いため、感染症のリスクがとても高いよ!
半年間、外出は家のベランダだけにしてね。
と説明を受け、退院後の半年間は外出禁止でした。
最初は

半年も家の中だけで過ごせるだろうか…
と不安でいっぱいでしたが、なんとか乗り切ることができました。
今回は、半年間の自宅隔離生活を振り返り、
- 超低出生体重児は外出できない理由
- 自宅隔離中の過ごし方や感じたこと
についてまとめたいと思います。
超低出生体重児が外出できない理由

のんは私が妊娠27週の時、体重955gの超低出生体重児として生まれました。
生まれた直後、自力で呼吸ができず、人工呼吸器を装着してNICUに入りました。
早産児は、本来お母さんのお腹の中で過ごすはずの時期に生まれてきます。
早産児の多くが低出生体重児です。

早産児?低出生体重児って何だろう?
そんな疑問をお持ちの方はこちらの記事で詳しく説明してあります。
- 妊娠後期に母体から受け取るはずの免疫を十分に持たないまま生まれてくる
- 体の器官も十分に発達していない
- 感染症のリスクが高く、かかると重症化しやすい
早産児は、免疫力がとても低く、器官も未発達の状態です。
そのため、感染症にかかると重症化しやすく、命に関わることもあるそうです。
娘のんも免疫力が低く、人工呼吸器の影響で呼吸器系も弱いため、

春になり感染症の流行が落ち着くまで、ベランダ以外の外出は避けましょう
と指導を受け、退院後のほとんどの時間を家で過ごすことになりました。
GCU退院後の自宅隔離中の生活サイクル
退院直後〜2か月の生活(母のサポートあり)

退院時、娘は生後4か月でしたが修正月齢では生後1か月。
ほぼ新生児と同じなので、授乳と寝かしつけの繰り返しでした。
この二つの繰り返しで一日が終わります。
のんは直母がうまくできず、搾乳して哺乳瓶で与えることが多かったです。
母乳やミルクの調整に手こずりました。寝かしつけにも時間がかかり、母親初心者の私は手探り状態。
幸い、私の母がサポートに来てくれたので、育児の疑問は相談しながら解決できました。
母がいてくれたおかげで、孤独感はあまりありませんでした。
長時間、母と一緒にいるので親子げんかをすることもありましたが(笑)。
週に数回は近所のコンビニにふらっと出かける時間をもらえ、リフレッシュもできました。
退院3か月後〜半年後の生活(二人きりの自宅隔離生活)

生活リズムが整い始めたころ、母が実家に戻り、日中は娘と二人きりの生活になりました。
夫は仕事で忙しく、夜遅くなる日や出張も多かったため、「一日のほとんどの時間を娘と二人きりで過ごす日々」がスタート。
話し相手は、数日に1回やってくるネットスーパーの配達員さんだけ…なんてことも(笑)。
起きている時間が増えたのんは、私が視界からいなくなると泣くようになりました。
少しでもそばにいられるよう、使わなくなったベビーバスをベッド代わりに使ったり工夫しました。
- 授乳
- おむつ替え
- あやす
- 寝かしつけ
- 離乳食
この繰り返しの毎日でした。
成長に伴い、のんが起きている時間も増えてきました。
1か月に一回の病院受診以外、予定が全くない毎日のため、時間がたくさんあります(笑)
娘がご機嫌な時間に私が行っていたことをご紹介します。
自宅隔離生活中にしていたこと・過ごし方の工夫
娘とたくさん会話をする

娘は言葉がわからない時期でしたが、目を見て話しかけると笑ったり、クーイングで返事をしてくれたりしました。

今日は寒そうだね。

ネットスーパーでパン買おうと思うけど、何パンがいいとおもう?
まるで友達に話すように声をかけると、娘はとても嬉しそうで、手足をバタバタさせました。
私自身も会話しているようで楽しくて、気持ちがほぐれました。
たくさん話しかけることが発達にも良いかもしれないと思い、積極的に声をかけました。
ノンタンの絵本を読み聞かせ

のんはノンタンの絵本が大のお気に入り。
1冊が短く、新米ママでも気軽にできる遊びだったので、ご機嫌なときは読み聞かせをして楽しみました。
家の掃除で気分転換(特に水回り)

ずっと家の中にいると、気づかなかった家の汚れが気になります。
特に水回りを中心に毎日掃除するようになりました。
キッチンやトイレ、お風呂がピカピカになると気分もスッキリしました。
のんの免疫力が低いこともあり、清潔な環境を心がけていました。
半年間の自宅隔離生活で感じたこと・よかったこと
約半年間、自宅での隔離生活を経験して感じたこと、よかったことをまとめます。
肌の調子がよくなった

- ほぼノーメイクで過ごしたこと(どこにも出かけないので)
- 加湿器を常時使っていたこと(のんの感染症予防のため)
おかげで、お肌の調子がびっくりするほど良くなりました。
日焼けもしなかったので、思わぬ副産物でした(笑)
自分と向き合う時間が持てた

孤独で不安を感じることもありましたが、その分じっくり自分と向き合う時間がありました。
「双子の一人だった次女を亡くした悲しみ」や「のんを守れるだろうかという不安」でいっぱいでしたが、考えたり泣いたりしながら少しずつ気持ちを整理できたと思います。
結論は、「解決しないことを考えすぎず、今ある毎日を娘と楽しく過ごすこと」
落ち込む日は思い切り泣く。
元気な日は娘と笑う。
そうして半年の間に心も少しずつ落ち着きを取り戻しました。
まとめ|GCU退院後の半年間を振り返って思うこと

退院後の半年間、ほとんど家から出られない生活は決して楽ではありませんでした。でも、のんと一緒に過ごせる時間がたっぷりあったのは、とても貴重な経験です。
外出できない日々は孤独を感じることもありますが、赤ちゃんと向き合える時間でもあります。
もし同じように自宅での隔離生活をしているママがいたら、「あなたは頑張ってるよ!」と伝えたいです。
一人で抱え込まず、頼れる人やサービスに頼って、毎日を少しでも心穏やかに過ごせますように。
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