みなさん、こんにちは。
双胎妊娠27週目で一卵性双生児を出産し、
次女が生後一日で亡くなりました。
次女が亡くなってから二日間、
夫と私、次女の3人で過ごす時間をもらい
次女とお別れをしました。
次女とのお別れは、とても悲しくつらいものでした。
とても乗り越えられそうにない
そう思いました。
しかし、私たちにはもうひとり
NICUで頑張って生きようとしている長女がいます。
悲しみに暮れているばかりではいけません。
今回は、NICUで頑張っている長女に会いに行った時のこと
を書きたいと思います。
生後3日目
長女に初めてゆっくり会いに行ったのは、生後3日目。
次女とのお別れを済ませてからでした。
それまでも、一日1回は面会にいっていましたが、
短時間で、様子を見にいくという感じでした。
先生から、
長女の命は今のところ大丈夫だよ
と教えてもらっていたため、
次女と過ごす時間を優先させてもらっていました。
NICUへ
夫とNICUへ向かいました。
NICUは両親しか入ることができません。
当時は携帯電話も持ち込み禁止でした。
(現在はどうなっているかはわかりません)
入口のインターホンを押し、子供の名前をいうと
中から開錠してもらえます。
厳重に管理されている場所でした。
保育器の中の長女
生後3日目にして、ようやく長女とゆっくり面会しました。
長女も体が何本もの管につながれていて
保育器の中で一生懸命生きてくれていました。
触れるととても温かかったです。
とてもかわいい。
おそくなってごめんね。
次女ちゃんと、お別れしてきたよ。
次女とのお別れの時間を過ごし、
お骨になった次女をみて、死を実感しました。
その時間があったからこそ
長女に向き合うことへ進むことができたと感じています。
ゆっくり対面した長女は
次女の倍くらいの大きさで、とても大きく見えました。
夫も
「おっきいな」
といっていました。
しかし、このとき長女は955g。
生産期で生まれた赤ちゃんは3000gくらいあるので、
3分の1の大きさです。
私たちは482gの次女をずっと見ていたため、
長女がとても大きく見えたのです。
数日後、ちらっと見えたNICUの周りの赤ちゃんの大きさをみて
長女がとても小さいことに気づきました。 (笑)
「あれ?めちゃくちゃ小さくない?」
夫と話していると
「3分の1だからね」
にこにこしながらそう言って
長女の主治医のH先生が話かけてくださいました。
主治医のH先生
長女の主治医はH先生。女性の先生です。
私たちがNICUに行くたびに、
その日の長女の体調、行った検査と治療、飲んだ母乳の量
などを丁寧に教えてくださいました。
先生が毎日
今どのような状況なのか。
今後起こりうる問題はなにか。
を教えてくれたため、
私たちは冷静に長女に向き合うことができました。
今は落ち着いているけれど、
妊娠30週に当たる日までは、油断できない
と伝えられました。
次女を亡くしてしまった悲しさは
2度と味わいたくありません。
どうか頑張って生きてほしい。
長女の小さい手を握って、そう祈りました。
自分にできることがほとんどない
ということがむなしくなりました。
「未熟児の子にはお母さんのおっぱいがとっても大事なのよ」
H先生はそう言いました。
母乳を出して、長女に届けること。
それが今の私にできる
長女を救うとても大事な使命であると教えていただきました。
自分にもできることがある。
そう思うと気持ちが前向きになり、
頑張って母乳を出そうと思いました。
今日はここまでです(^^)/
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