みなさん、こんにちは。
双胎妊娠27週6日で
双子の一人として
955gの超低出生体重児として生まれてきた娘のん。
約2か月のNICUでの治療を終えて
生後8週目の最終日に
GCUに引っ越しをしました。
今回は、引っ越したばかりの
GCUでののんの様子をまとめたいと思います。
GCUとは
GCUとは、
「新生児回復室・回復治療室」
のことで
新生児のための専門病棟です。
NICUもGCUも新生児のための病棟です。
NICUとGCUの違いを簡単にまとめると下記の表のようになります。
項目 | NICU | GCU |
---|---|---|
治療の対象 | 重症・不安定な新生児 (早産、低出生体重、疾患など) | 治療で状態が安定した新生児 退院の準備段階 |
目的 | 生命の維持・重症管理 | 退院に向けたケア 家族との生活準備 |
設備の内容 | 保育器、人工呼吸器、点滴など 多機能医療機器 | ベッド(コット) 必要に応じた医療機器 |
診療内容 | 集中的な治療・管理 高度な医療機器を使用 | 継続的な治療・ケア 成長支援、家族への指導 |
NICUは
24時間体制で小児科医や看護師が常駐しています。
より重症な赤ちゃんを集中的に治療する
「重症・不安定な赤ちゃんのための集中治療室」
です。
GCUは
NICUで安定した赤ちゃんや、最初から重症度が低い場合の新生児が入院します。
退院に向けてのサポートや家族への指導が行われる
「安定した赤ちゃんの回復・退院準備のための病棟」
です。
のんの病院はGCUも24時間看護師さんが常駐していました。
NICUとGCUは対面にあったため、
先生も何かあるとすぐに駆けつけてくれる環境でした。
生後9週目 のんの体重
のんの生後9週目は
まだお腹の中にいた場合、
妊娠37週目に当たります。
妊娠37週目の
お腹の中の赤ちゃんの平均体重は2600g前後。
妊娠37週0日から妊娠41週6日までの間は
正産期といわれ
母子ともにリスクが低く
最も安全に出産しやすい理想的な時期とされています。
赤ちゃんの体の機能は成熟し
いつ生まれても問題なく育つ状態になっています。
生後9週目
のんの体重は1876gになりました。
とうとう37週目になった!!
という感覚でした。

※ 生後9週目の様子
退院の話
GCUに引っ越してすぐ
主治医のH先生から
退院の話がありました。
保育器から出れたらすぐだよ!
退院の準備をはじめていいよ!!
と言われました。
まだ不安定な呼吸の問題。
胆道閉鎖症の疑いなど
不安な点はいくつかありますが
退院の準備
と言われたことはおどろきで
とてもうれしかったです。
まだまだGCUにいるのだろうと思っていたので
退院の話は
私にとって急な話でした。
急いで準備しなきゃ
と少し焦りました (>_<)
胆道閉鎖症の疑いについて
生後8週目に話があった
胆道閉鎖症の疑い
についてですが
ビリルビンの値がまだ高いため
胆のうの検査を受けることになりました。
胆道が閉鎖していた場合
手術の適応になるそうです。
標準的に行われるのは
「葛西手術」
という手術で
生後60日以内に行われる手術のため
すでに生後60日経過しているのんには
適応できない可能性が高いこと。
また、3000g超えないと手術ができないそうです。
そのため、低出生体重児の場合は
肝移植を前提とした治療になると
お話がありました。
手術になった場合は
転院しなければならないそうです。
検査結果次第で
退院できる日がすぐそばに近づくか
転院して肝移植を受けることになるか
大きく今後の状況が変わってきます。
H先生は
退院の準備は進めていても大丈夫
とのことでしたが
胆道の状態が心配で
お願いだから
胆道が閉鎖していないでほしい!
と祈るしかありませんでした。
授乳の練習
GCUに移動して
まず特訓したことは
直接の授乳です。
授乳の時間になると
看護師さんと一緒に授乳室に入り
授乳の仕方を教わります。
のんが吸いやすい体勢での
抱っこの仕方。
上手にくわえさせる方法。
ただ乳首をくわえれば
飲むものかと思っていましたが
上手にくわえて
きちんと口に中が陰圧になって
おっぱいを吸うことができる
というのは、のんにとっては
大変難しいことでした。
口の中がいっぱいになって
苦しくてよく泣いていました。
私も必死で
毎回大量に汗をかきながら
格闘していました。
一回の授乳が終わると
のんもわたしもへとへとです。

それで飲めたのは6cc。。。
そんな感じで毎日練習を重ねました。
少しずつ上手になっていきました。
まとめ
GCUに引っ越して
私にできる
のんのお世話が増えました。
GCUは赤ちゃんの退院準備を進めるところのため
おむつを替えたり
授乳をしたり
退院しても自分たちで育てていけるように
練習が始まったことを実感しました。
心配な点は胆道が閉鎖していないかどうか。
無駄だとわかっていましたが
毎日のんのおなかを優しくなでながら
「胆道ひらけ~。うんちでろ~」
とのんにおまじないをかけ続けました。
早く退院して一緒に住める日が来るといいな。
そう思った1週間でした。
今日はここまでです(^^)/
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