みなさん、こんにちは。
双胎妊娠25週目で一人の胎児の発育不全が判明し
管理入院しました。
目指したのは妊娠28週目まで妊娠を継続させること。
今回は、妊娠27週目で迎えた出産当日を振り返り、まとめたいと思います。
出産の日の決定
双胎妊娠25週目の妊婦検診で一人の胎児の発育不全がわかり
管理入院することになりました。
その時の詳しい内容はこちらにまとめてあります。

できるだけ赤ちゃんたちの生存確率を高めるために
妊娠28週目まで妊娠を継続することを目指していました。
妊娠27週目を迎えたころ、胎児の心臓と肺の検査を行い
一人の赤ちゃんが、生まれても生きていくことが難しいという診断を受けました。
その内容についてはこちらにまとめてあります。

元気な方の赤ちゃんの生存確率をあげるため
一日でも長く妊娠を継続させたいところですが
一卵双生児は1つの胎盤から二本のへその緒が出ていて
二人で栄養を分け合っているため
一人が体内で亡くなってしまうと
元気な方もすぐに亡くなってしまう可能性が高いそうです。
「毎日、いつ緊急帝王切開になるかわからない状態」
そういわれました。
一人が亡くなってしまうという現実に頭の整理ができません。
もう一人もどうなるのかわからないということで
緊張と不安でいっぱいの毎日を過ごしていました。
妊娠27週4日を迎えた日
主治医の先生より
「いよいよ、一人の赤ちゃんが限界の状態になってきました。
明後日出産しましょう」
「その日までに胎児の状態が急に悪くなったら、緊急帝王切開します。」
と伝えられました。
妊娠27週6日で出産することになりました。
出産当日
手術前
準備を済ませ、手術室に入室しました。
手術台で横になっている私の周りで
どんどん手術の準備が進んでいきます。
新生児科の先生とスタッフの方、
産婦人科の先生とスタッフの方がぞくぞくと集まってきます。
その人数がとても多いのです。
手術室にとても多くの人が入っていて打ち合わせをしたり
器具をそろえたりしています。
その人数の多さに
この出産は、とても大変な手術なんだ。
と実感しました。
手術が始まる時間が近づくにつれて、
一人の赤ちゃんといよいよお別れになってしまうと思い
涙があふれて止まらなくなってしまいました。
オペ室に入っていた助産師さんが
手をにぎって励ましてくれました。
「深呼吸をして落ち着こうね」
といって、緊張で冷たくなっていた私の手を温めてくださったいました。
少し落ち着くことができました。
ここまできたら、もう頑張るしかないな
そう思いました。
出産
帝王切開は下半身のみの麻酔で行われました。
そのため、私の意識はあり
赤ちゃんが生まれてくる様子がわかります。
手術が始まり、いよいよ赤ちゃんが生まれてきます。
「一人目、生まれます!」
執刀医の先生の声のあと、
かすかに赤ちゃんの声が聞こえました。
あー、泣いてくれた。
ほっとしました。
生まれてすぐに、少しだけ赤ちゃんを見せてくださいました。
とても小さかったのですが、かわいかったです。
その1分後
「もうひとり、出ます!」
そのあと、赤ちゃんの泣き声は聞こえませんでした。
やっぱり泣かなかった。。。
もう一人の赤ちゃんは見ることなく運ばれて行きました。
突然、先生たちが大きな声で器具を求める声が聞こえました。
同時に私の気分もどんどん悪くなってきました。
出血したのかな。。。
そう思い、頭のところにいる麻酔科の先生に
「気分が悪いです」
と訴えました。先生が
「そうか。じゃあ麻酔をちょっと増やすね」
その言葉を聞いたくらいで、私の意識がなくなり、
次に気づいたときはお腹の縫合が終わりかけのところでした。
麻酔が効いているはずなのに
お腹を糸で引っ張るのが痛くて目が覚めました。
転院してからずっと見てくださっていた
女医の先生が私のところに来て
「頑張ったね。小さいほうの赤ちゃんも思っていたより元気だったよ!」
そう言ってくださいました。
生きてるんだ!!
そう思っただけで安心して、そのまま眠ってしまいました。
あとでわかったのですが
二人目を出産した後やはり出血したようです。
羊水を含めて2リットル出血したそうで
輸血をしてもらいました。
出産後
生まれてきた双子の女の子の体重は
長女 955g
次女 482g
でした。
生まれてきた二人の赤ちゃんはそのままNICUへ運ばれて行きました。
私は生まれた当日は、自分の体調も良くなかったので
二人を見に行くことはできませんでした。/
手術をした夜は、麻酔もまだ効いていたため記憶もあいまいですが、
すごく久しぶりにゆっくり眠ることができました。
二人とも生きているということも私の安心につながったのだと思います。
いつまで生きられるかわからない。。。
そうわかっていながらも
もしかしたら、このまま元気に育ってくれるかもしれない
そういう希望を持って一晩過ごせました。
今日はここまでです (^^)/
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