みなさん、こんにちは。
約10年前、私は双子を妊娠していましたが(双胎妊娠)
ひとりの胎児の発育不全がわかりました。
妊娠25週目で管理入院をして
27週6日で双子の女児を出産しました。
約3か月の早産でした。
今回は管理入院をしている間に
早産に備えて準備したことについて
まとめたいとおもいます。
早産とは
妊娠22週から妊娠36週までの間に出産することを早産と言います。
早産で生まれた赤ちゃんは早産児と呼ばれます。
妊娠37週から妊娠41週までの間に出産することを正産期といいます。
妊娠42週目以降に出産することを過産期といいます。
早産で生まれた赤ちゃんについて
体重の目安
早産で生まれてきた赤ちゃんの体重の目安は下記の通りです。
・妊娠22週 500g
・妊娠26週 800g
・妊娠30週 1500g
・妊娠34週 2200g
生まれてからどうなるのか
赤ちゃんの肺や脳の機能が成熟するのは妊娠34週ごろと言われています。
そのため、妊娠34週未満で生まれた赤ちゃんは、
NICU(新生児の集中治療室)で治療を行います。
NICUでは、呼吸や循環、栄養のサポートを受けて発育します。
早産のための出産準備
入院した妊娠25週目は、妊娠7か月目です。
双胎妊娠は早産のリスクが高いと聞いていたのですが
妊娠34週までもつといいな。。
という感じだったため
まさか妊娠7か月目で出産になるとは思っていませんでした。
入院する前の週に、妊娠7か月目に入ったこともあり、
夫と初めてベビーグッズの下見に出かけたばかりでした。
双子用のものをネットで調べて購入しよう
と思い始めていたところでの入院。
しかも、もういつ生まれてくるかわからない状態です。
主治医の先生の話によると、
「なんとか妊娠28週目を目指したい」
とのことです。
ということは、それより早く生まれてくる可能性が高いということ。
いったい何から準備をしたらよいのか焦りました。
赤ちゃんの名付け
まず取り組んだことは、双子の名前を考えることです。
私は入院していたため、名づけ本を買ってきてもらい
読み始めました。
双子は女の子だとわかっていたため女の子の名前を二つ考え始めました。
本当は夫と話し合いながら、ゆっくり楽しんで決めたかったのですが
そう言っていられない状況になりました。
時間の余裕がありません。
夫は毎日仕事だったので、私が病室でいくつか候補を調べることにしました。
双子だから、ちょっと似た響きの名前がいいかな。
ひらがなにしようか、漢字にしようか。
など、いざ考え始めるとたのしくてワクワクしました。
一人の発育状態がよくないとわかり
心配と不安でいっぱいの状況の中でしたが
双子の名前を考えていると
うまれてくる双子に会いたい!
という気持ちが高まり、前向きになりました。
毎日面会に来てくれていた母にも相談しながら
二人の名前を考える時間は
入院生活のよい気分転換になりました。
双子の名前は出産前にいくつか候補を決めました。
生まれてきた子供たちの顔を見ながら
最終決定することにしました。
産後に必要なものをそろえる
産後に必要になるものも、十分に準備できていなかったので
入院してから母に慌てて買ってきてもらうことになってしまいました。
出産後に必要なものとして
・ 産褥ショーツ
・ お産用パッド
・ 授乳用ブラジャー
・ 母乳パッド
・ 清浄綿
・ 退院時の服 など
があげられます。
【産褥ショーツ】
産褥ショーツは帝王切開用と自然分娩用があります。
私は帝王切開だったため、帝王切開用の産褥ショーツにしました。
帝王切開をした場合、
出産後はおなかに傷を確認してもらうため
腹部も全開にできる帝王切開用が便利です。
お腹の傷も痛いため
自然分娩用にしてしまうと、傷の確認の時に痛くて大変だと思います。
自分が帝王切開になるのか
確認して購入することをお勧めします。
【授乳用ブラジャー】
授乳用ブラジャーはマタニティーブラジャーと併用できるものを使用しました。
そのため、私は特に用意しなくて大丈夫でした。
【その他】
お産用パッド、母乳パッド、清浄綿などは、
出産した病院でセットになっているものをいただくことができました。
病院で確認しておくと、買わなくてよいものもあると思います。
【退院後の服】
入院してきたときの服でも構わないと思いますが、
出産後はおなかがへこみますので
マタニティ服以外の、ゆったりめの服などを用意しておくといいと思います。
ベビー用品について
ベビー用品についてですが、早産の場合は
生まれてくる赤ちゃんの状態によって
必要なものが変わります。
用意すべきものは、
助産師さんに確認しておくことをお勧めします。
私の場合、3か月も早産になり、
赤ちゃんは生まれてから4か月弱NICUとGCUに入院していました。
そのため、退院するころまでは特にベビーグッズは必要ありませんでした。
出産前、出産後に主治医の先生から
早産で生まれてくる赤ちゃんの体に
起こりうるリスクについて説明があり、
生まれてくる子供たちが、障害がある可能性がある
ことなどを教えてもらいました。
残念ですが、早産で生まれてくる場合、
正産期で生まれてくる赤ちゃんより
脳や体に障害がでる可能性が高いそうです。
もし、生まれてきた赤ちゃんに病気や障害があった場合、
市販のベビーグッズが使えるとは限りません。
そのため、
急いで購入せずに助産師さんや主治医の先生に
購入した方がよいものを聞いて、購入することをお勧めします。
私の場合ですが、双子の一人が生まれた翌日に亡くなってしまいました。
退院後に自宅に帰って
少しだけそろえていた双子のベビーグッズを見たときに
それを直視できないくらい悲しくなりました。
早産で生まれてくる赤ちゃんすべてに病気や障害があるとは限りません。
(もちろん、みんなが元気でうまれてきてくれたらと思っています)
早産になるからといって、焦ってそろえなくても大丈夫ですよ
ということをお伝えしたいです。
まとめ
今回は、
早産になるとわかった時に入院中にやっておいてよかったこと
についてまとめました。
やっておいてよかったことは
1. 赤ちゃんの名前の候補を考える
2. お母さんの産後に必要なグッズをそろえる。
3. ベビーグッズは慌てて購入せず、必要なものを主治医や助産師さんに聞いてから購入する。
です。
早産になるとわかると、お母さんはみんな落ち込みます。
何をしたらいいのかわからず、焦り、混乱すると思います。
ひとりで考えても解決しないことは、
周りにいる主治医の先生や助産師さんにぜひ相談してみてください。
私はたくさん話を聞いてもらいました。
自分の話を聞いてもらうだけで、安心できることもありますよ。
今日は、ここまでです (^^)/
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